今回は、非常によい資料をお見かけしましたので、こちらをもとに記事をかかせていただきました。
福岡市ホームページ「認知症の人にもやさしいデザインについて」
https://www.city.fukuoka.lg.jp/fukushi/dementia/health/00/04/ninntichoudesign/3-040106.html
PDFはこちら
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/74905/1/tebiki-HPpdf.pdf?20221206091959
私も、こちらの資料を拝読し、何度も「なるほど」と、うなずきました。
ぜひ、ご覧ください。
認知症と障害福祉って、関係あるの?
たしかに、直接的に関係しているとは、言えないかもしれません。
しかし、今回ご紹介する資料のアイデアを、障害福祉サービス事業所でも活かすことができると考え、この記事を書きました。
また、近年は、障害者も高齢化傾向にあり、認知症を併発するケースも珍しくありません。
そういった方の支援を行う場合には、大いに関係があると言えます。
認知症の人にもやさしいデザイン
資料には「デザインの基本的な考え方」として、5つのポイントが挙げられています。
【A】色(明度)の組み合わせ
【B】サインと目印の活用
【C】明るさの調節
【D】親しみや安心感への配慮
【E】安全な屋外空間
サインと目印の活用
視覚から情報を伝えるしくみづくりを「構造化」呼ぶこともありますね。
引用元「認知症の人にもやさしいデザインの手引き」15ページ
https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/74905/1/tebiki-HPpdf.pdf?20221206091959
このように、イラストや色を使って、視覚的に分かりやすく表示します。
しかし、直感的に理解できるものでなければ効果は薄いようです。
「使い慣れた言葉」の重要性
私は、この点が特に重要ではないかと考えました。
これは、表示するイラストなどを、支援員目線で設定してはいけないということです。
支援員目線で設定してしまうと、利用者が理解できない可能性があり、ただの自己満足となってしまいかねません。
あくまで「利用者目線」で、利用者が理解できる表現である必要があります。
「支援員にとって見やすいかどうか」よりも「利用者が理解できるかどうか」に焦点を当てることが大切ですね。
利用者目線は 大事な目線
支援員は、利用者の目線を忘れてはいけません。
支援がただの自己満足になってしまわないよう、気をつけたいですね。
この記事が、あなたにとっても、何かしらの発見へとつながっていましたら、幸いです。
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15年間の障害福祉経験を活かし、お手伝いさせていただきます。