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【重度訪問介護】サービス提供責任者の配置基準

利用者の自宅にうかがい、支援や援助を行う障害福祉サービスがあります。

今回は、重度訪問介護における、サービス提供責任者の配置基準をご説明いたします。

最低でも常勤で1人は必要

居宅介護等事業所には、常勤のサービス提供責任者を1人配置しなければなりません。
「常勤」とは、フルタイムで働かれる方のことを指します。
正社員、パート、といった雇用形態は関係ありません。

2人目以降は、基準にしたがって増員する必要があります。

2人目以降増員の基準は3つある

3つある基準のうち、どれか1つを選び、必要に応じて増員していきます。

【1】事業所の、延べサービス提供時間※が1,000時間を越える場合
※待機時間や移動時間を除く

【2】事業所の従業員数が20名を越える場合

【3】事業所の利用者数が10名を越える場合

「どれかに該当した場合に増員」ではありません。
次の具体例をご確認ください。

【具体例】基準を1つ選ぶ

【こんな事業所があるとします】
・サービス提供時間が950時間
・従業者数が22人
・利用者数が11人

この場合、基準【2】と【3】を当てはめるのであれば、増員しなければなりません。
ですが、基準【1】の条件は満たしていません。
ですので、基準【1】に基づいて、サービス提供責任者を配置すれば問題ありません。

つまり、今回のケースでは、常勤のサービス提供責任者を1人配置すれば事足ります。

人員配置を不足させないことが大切です

もし、人員配置が足りていない場合は、指定の取り消しも起こり得ます。
そうならないためにも、正確に制度や基準を把握しておきましょう。

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