実務経験証明書。
読んで字のごとく、実務経験の内容を証明するものです。
日常業務の中では、ほぼ耳にすることはないでしょう。
では、どういったときに必要になるのでしょうか。
今回は、実務経験証明書のお話です。
どういったことが書かれている?
実務経験証明書の様式は、都道府県によって異なります。
ですが、記載する内容はおおむね同じです。
【記載されている項目】
・氏名
・生年月日
・事業所名(サービス種別)
・従事していた業務内容
・従事期間とその日数
など
従業員の●●さんが「その事業所で本当に働いていたのかどうか」を証明します。
どういうときに必要になる?
主に「サービス管理責任者」に関する書類が必要なときに求められます。
・新しく指定申請をするとき(事業所立ち上げ時)
・サビ管の配置換えを行うとき
・サービス管理責任者の各種研修を受講するとき
など
サービス管理責任者として配置するための、実務経験年数が足りているのか。
サービス管理責任者の各種研修を受けるときに、実務経験年数が足りているのか。
こういったときに、提出する必要があります。
いつ作成すればよい?
サビ管研修受講時はもちろんですが、従業員が退職したときにも、必ず作成するようにしましょう。
従業員が退職するとき、実務経験証明書の作成は意外と忘れがちです。
しかし、作成し忘れると、あとから大変です。
たとえば、ある従業員が退職したとします。
そして、数年経ってから「実務経験証明書を作成してほしい」と、依頼があったとします。
この場合、事業者は退職者の勤務期間をさかのぼって調べ、実務経験証明書を作成しなければなりません。
「退職者の情報を調べなおす」という二度手間にならないよう、退職時には実務経験証明書を作成しましょう。
また、退職する側も、忘れずに実務経験証明書の作成を依頼するようにしましょう。
後日、退職先に連絡を入れるのは、気が重いものです。
実務経験証明書の作成は、お忘れなく
日々の業務には直接関係がないため、忘れてしまいがちです。
しかし、事業者には実務経験証明書を作成する必要がありますので、気をつけましょう。
実務経験証明書の様式、作成方法など。
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