5年に1度、受講する必要があるサビ管の更新研修。
では、あなたは、この「5年に1度」を正しく理解できていますか?
今回は、サービス管理責任者更新研修の受講タイミングについて、確認していきます。
(参照)
https://www.mhlw.go.jp/content/12601000/001063301.pdf
厚生労働省 資料「サービス管理責任者等 研修制度について」
更新研修の内容はこちらをごらんください
令和1年(平成31年)以降にサビ管研修を受講した場合
「サービス管理責任者等実践研修」を受けてから、5年の間に更新研修を受講する必要があります。
「5年ごと」ではなく「5年の間」であることに注意しましょう。
【令和3年にサビ管実践研修を受講した場合】
令和8年までに、更新研修を受ける必要があります。
令和8年に受けても構いませんし、令和4年に受けることも可能です。(ただし、抽選漏れになる可能性あり)
また、更新研修を受講した後も、5年に1度、更新研修を受け続ける必要があります。
しかし、ここが少しわかりづらいポイントです。
■令和3年に実践研修を受講した【Aさん】と【Bさん】
【Aさん】更新研修を令和4年に受講した
【Bさん】更新研修を令和8年に受講した
さて、AさんとBさんは、次回の更新研修をいつ受ければよいでしょうか。
Aさんは、令和9年まで?Bさんは令和13年まで?
どこを基準にして、考えればよいのでしょう。
正解は、Aさん、Bさん共に「令和13年まで」に更新研修を受ければOKです。
【実践研修】を受けた年度が基準になります。
そこから5年区切りに1度、更新研修を受ければ問題ありません。
「いつ、更新研修を受講したか」は関係ありません。
平成30年度以前(30年度を含む)に受講した場合
令和5年までに、更新研修を受講する必要があります。
それ以降は、最初に更新研修を受講した年を基準として、5年に1度の更新研修を受講してください。
たとえば、令和3年度に更新研修を受講した場合、令和8年度までに更新研修を受講します。
その後も同様に、5年に1度更新研修を受講しましょう。
令和1年以降の受講者とは違い、「最初に更新研修を受けた年度」が基準になります。
サビ管の資格を失効してしまわないために
更新時期を正しく理解し、必ず更新研修を受講しましょう。
サビ管の資格を失うと、サビ管未配置減算に直結してしまいます。
事業所を運営する上で、それだけは絶対に避けなければなりません。
サビ管の要件や各種研修、配置ルールなどは複雑です。
今、抱えておられる不安を、遠慮なくご相談ください。