サービス管理責任者は、5年のあいだに1度、更新研修を受ける必要があります。
今回、令和4年度の更新研修を受講しましたので、記事にします。
更新研修はどういったことをするの?
大きく2つの課題に分かれます。
・事前課題
・グループワーク
(座学はありませんでした)
グループワークは、指定された日に研修場所へ出向いて行います。
事前課題は、その日までに仕上げておく必要があります。
当日までに事前課題が終わっていないと、研修が受講できないため気をつけましょう。
それでは、それぞれの詳細を見てみます。
まずは事前課題
就業中の空いた時間や自宅などで、事前課題に取り組みます。
内容は「自身のサビ管としての仕事を、見つめなおす」ものが主です。
大きく分けると、次の3つです。
・サービス提供事業所としての振り返り
・サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者等としての振り返り
・サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者等による関係機関等との連携振り返り
自分の仕事を数値で評価し、その根拠や理由を書き込んでいきます。
「こういった取り組みをしている」
「課題として感じていること」といったことを記入していきます。
また、事前課題の作成は手書きでもPCでも、どちらでも問題ありません。
そして、「提出用」と「グループワーク用」に2部用意する必要があります。
事前課題の内容は、研修を主催する団体のホームページに記載されています。
兵庫県の更新研修は、下のリンクからご覧いただけます。
https://www.hwc.or.jp/kensyuu/?cat=30
兵庫県 福祉のまちづくり研究所「令和4年度 兵庫県サービス管理責任者・児童発達支援管理責任者 更新研修」
こちらのサイトで、事前課題の内容も公開されています。
ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
グループワーク
作成した事前課題を研修会場へ持ち込み、それをもとにグループワークを行います。
1グループにつき5~6名。
提供しているサービスや地域、年齢などを考慮し、構成されているとのことでした。
グループワーク自体は、よくある形式のものでした。
【グループワークのおおまかな流れ】
・自己紹介
・役割決め(司会、発表※、記録)
・各自、事前課題の報告
・グループとして意見をまとめる
・発表する
※案の定、発表者は押し付け合いになります。笑
普段仕事をする中で、サビ管同士で話し合いをする機会は、あまりありません。
ですので、グループワークはいろんな意見・情報交換ができる良い機会でした。
積極的に質問をしても、みなさん嫌がらずに答えてくださいます。
ぜひ、この機会を活かして、いろんな情報を交換しましょう。
まとめ
いろんなサビ児管の方の意見や考え方に触れることができる、良い機会でした。
その意見を参考にし、より良い事業所を作ることができれば、理想的ですよね。
ただ、これが「厚労省の『法定』研修」と言われると、少し首をかしげたくなります。
特に、実務的な講習などはありませんでした。
極端な言い方をすれば、ただサビ児管同士で話し合うだけです。
万が一、サビ児管が誤った知識を伝えてしまうと、そのグループメンバーは誤った知識を持ち帰ることになります。
それは、研修として適切なのか、疑問を感じてしまいます。
しかし、先述した通り、いろんな意見を聞くことができ、人脈を拡げることもできます。
自分にとってプラスになるよう、研修を受けたいですね。
サービス管理責任者についてのご相談は、こちらへどうぞ。