障害福祉サービス事業所ではたらく方は、障がい者の支援を行っています。
利用者との関係性を築きながら、よりよい生活ができるように尽力されています。
しかし、慣れてくると、つい基本がおろそかになってしまうことも……。
今回は、支援の心構えを再確認していきましょう。
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言葉づかい
よくあるのが、この言葉づかいに関する問題。
利用者と関係性ができあがってきたときに、問題になりやすいです。
ついつい、友だちや子どもに話しかけるような言葉づかいになってしまう方もおられます。
あくまでも、支援員は利用者を支援することが仕事です。
仲良くなることや、子ども扱いをすることは業務ではありません。
また、法人代表や管理者だからと言って、意味もなく偉そうにすることも避けましょう。
利用者を怖がらせることは、誰も望んでいません。
あだ名呼び
こちらも、言葉づかいのひとつと言えますね。
結論から言うと、あだ名呼びは避けるべきです。
中には、親しみを込めて、あだ名呼びをしている方もおられます。
ですが、やはり支援員と利用者の線引きは必要です。
事業所に来られる利用者は、友人や後輩ではありません。
利用者を可愛がるのは絶対にダメ、などと言うつもりはありません。
ですが、私たちは、一生その利用者の面倒を見ることはできません。
必要以上に利用者との距離を縮めることは、後々、その利用者を苦しめることにつながりかねません。
利用者を支援員に依存させるのではなく、自立できるようにすることが大切です。
適切な距離感で、適切な支援ができるように心がけましょう。
「できること」に目を向ける
日本人は「できないこと」に目を向けてしまいがちだそうです。
たしかに、私自身もそういうところがあります……。(反省)
■できないことを指摘され続ける環境
■できることを褒めてもらえる環境
どちらの方が「頑張ろう!」と思えそうですか?
わざわざ、答えを書くまでもありませんね。
これは、利用者の安定した通所にもつながるお話です。
支援員の利用者対応を、今一度徹底するのも良いかもしれませんね。
ただし、企業実習や一般就労を目指す際は、少し話が変わります。
ある程度は「できないこと」が目立たないようにする必要があります。
利用者のニーズや状況に合わせた対応ができるようにしましょう。
支援の方向性が、凝り固まってしまわないように
言うまでもなく、適切に利用者を支援することが目指すべき目標です。
それを叶えるには、普段から事業所として支援の方向性を定めることが重要です。
そのためにも、事業所内でのミーティングは欠かせません。
そして、事業所外部の人の考え方を取り入れ、より良い支援の方法を見つけ出すことも大切です。
事業所内に、良い意味での新しい風を吹かせましょう。
障害福祉歴15年の知識と経験で、あなたの事業所運営をサポートいたします。
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