【ほうもんしえん とくべつ かさん】
利用者が長期間にわたって欠席した場合に、自宅等へ訪問し、支援を行うことで取得することができる加算です。
この記事のまとめ
【加算単位】
◆所要時間が
１時間未満：187単位
１時間以上：280単位
【要件】以下のすべてを満たす必要があります。
◆個別支援計画で、自宅を訪問することが計画されている
◆事前に、本人の同意を得ている
◆３か月以上、事業所を利用している
◆５日間以上、連続して欠席する
（利用予定日ではなく、開所日を基準にする）
◆自宅へ訪問し、連絡調整等を実施
◆訪問記録を作成する
【注意点】
◆１か月につき、１人当たり２回までしか請求できない
◆２回目の請求時には、初回訪問をした後、再度５日間連続した欠席が必要（計10日間の欠席）
訪問支援特別加算
加算単位は？
◆所要時間が
１時間未満：187単位
１時間以上：280単位
※実際に要した時間ではなく、個別支援計画に記載されている時間で算定する。
支援や連絡調整を行った（個別支援計画上の）時間数で単位数が変わります。
訪問支援特別加算
要件は？
◆個別支援計画で、自宅を訪問することが計画されている
◆事前に、本人の同意を得ている
◆３か月以上、事業所を利用している
◆５日間以上、連続して欠席する
（利用予定日ではなく、開所日を基準にする）
◆自宅へ訪問し、連絡調整等を実施
◆訪問記録を作成する
自宅訪問時は
◆家族等との連絡調整
◆事業所へ通所するための働きかけ
◆個別支援計画の見直し
などを行う必要があります。
ただ単に「利用者が５日間欠席したから自宅訪問しました」ということでは、加算要件を満たすことができません。
訪問支援特別加算
注意点
１か月につき、１人あたり２回までしか請求することができません。
また、同じ月に２回目の請求を行う場合は、再度５日間連続した欠席が必要です。
【例】
４月１日から５日間、連続して欠席
４月６日に自宅訪問支援
〔このタイミングで、１回目の請求が可能〕
自宅訪問したが、引き続き４月７日から５日間、連続して欠席
４月12日に自宅訪問支援
〔このタイミングで、２回目の請求が可能〕
これ以降、４月中の訪問支援特別加算は請求できなくなる。
５月に入ってから、５日間の連続した欠席があれば、訪問支援特別加算の請求が可能。
※もっとも、ここまでの状況になった場合は、他事業所の利用も視野に入れるべきだと思います。
あくまで、加算取得の一例ということで、ご容赦願います。
加算要件を満たし
加算を請求しましょう
正しく要件を満たし、加算の請求を忘れずに行いましょう。
もし、不正や虚偽の請求により加算を取得した場合、後から返還しなければなりません。
それが悪質な場合は、指定の取消（営業停止）となる可能性もあり得ます。
そうならないように、正しく加算を取得する段取りを進めましょう。
就労継続支援Ａ型の加算取得のご相談は、こちらへどうぞ。
適正な事業所運営のお手伝いをさせていただきます。
