この記事は
・すでに事業を展開されている
・今後、事業展開を考えている
そんなあなたに向けて、作成いたしました。
ぜひ、ごらんください。
「その２ デメリット編」もあわせてごらんください。
就労継続支援Ｂ型とは
就労継続支援Ｂ型は「就職が困難である障がい者が、通所し作業を行う福祉事業所」です。
（障がいをお持ちで、障害福祉事業所を利用される方のことを「利用者」と言うことがあります）
就労継続支援Ｂ型には、就職することが難しい方が通っていることが多いです。
しかし、就労継続支援Ｂ型から就職される方もいますので、一概には言い切れません。
また、就労継続支援Ｂ型は「運営実績にもとづいて、国から報酬を得る」という形で収益を得ます。
就労継続支援Ｂ型 運営するメリット
あなたの事業は、人材不足や障害者法定雇用率などに悩まされていませんか？
これらを解決するための足掛かりとなり得るのが、就労継続支援Ｂ型です。
就労継続支援Ｂ型には「就職は難しいけれど、一定の作業ができる方」が通われます。
つまり、ちょっとした軽作業との相性が比較的よいです。
また、就労継続支援Ｂ型では、利用者と雇用契約は締結しません。
ですので、給与を支払うのではなく、業務内容に見合った工賃を支給します。
【メリット】
■人材不足の解消と障害者法定雇用率
■就労継続支援Ｂ型が抱える問題の解決
■社会貢献度の高い事業である
人材不足と 障害者法定雇用率
どの業界でも、人材不足が叫ばれています。
また、従業者数が一定以上であれば、障害者を雇用する義務も生じます。
就労継続支援Ｂ型は、それらを解決することができるかもしれません。
就労継続支援Ｂ型で、あなたの事業に関する業務を担当してもらいます。
そうすることで、あなたの事業で抱えていた、ちょっとした作業を外部委託することができます。
場合によっては、直接雇用してもよいと感じられるほど、利用者が成長する可能性もあります。
つまり、軽作業の外部委託だけにとどまらないということです。
【育成】⇒【成長】⇒【採用】という流れを、自ら作り出すことが可能です。
また、法定雇用率を上回って障がい者を雇用すれば、報奨金が支給されます。
※詳細はこちらをごらんください
https://www.jeed.go.jp/disability/about_levy_grant_system.html
独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構「障害者雇用納付金制度の概要」
就労継続支援Ｂ型が抱える 課題の解決
先述のとおり、就労継続支援Ｂ型では、利用者に工賃を支払う必要があります。
この工賃は「利用者が行った作業で得た売上」から支払う必要があります。
そのため、就労継続支援Ｂ型では、利用者に合った作業を探すことが、非常に重要です。
すでに事業をお持ちであれば、就労継続支援Ｂ型での仕事を確保することは、それほど難しくないはずです。
守秘義務の観点から、外部委託できない仕事を任せるわけにはいきませんが、そうでない仕事もあることでしょう。
そういった仕事を、就労継続支援Ｂ型に任せることで、安定した事業所の運営や人材育成につながります。
社会貢献度の高い事業である
昨今では、CSRやSDGsなどが重要視されています。
CSRとは「企業が社会的存在として果たす責任」を指します。
この責任に「障害者雇用の促進」が含まれています。
また、SDGsでも、障害者雇用について触れられています。
つまり、障害者雇用に前向きであることは、企業のイメージアップに直結します。
人材に関する問題を解決でき、企業イメージの向上も目指すことができる。
これは、時代の流れにそった、大きなメリットと言えます。
就労継続支援Ｂ型は 運用次第で大きなメリットに
すでに事業をお持ちの方が、就労継続支援Ｂ型を運営することで
■人材不足の解消
■雇用の創出
■法定雇用率の問題解決
■障がい者雇用の推進
■社会貢献度の高い事業の運営
こういったメリットを得ることができます。
しかしながら、もちろんデメリットもありますので、こちらの記事でご説明いたします。
就労継続支援Ｂ型の運営、指定申請などのご相談はこちらへどうぞ。
15年間の障害福祉経験をもとに、お手伝いをさせていただきます。
